もし冬に震災がきたら・・家族を守る備えの大切さ。
突然ですが、、想像してみてください。もし氷点下の寒い寒い冬に、なんの備えも無い状態で地震などの震災がきたらどうなるか。
北海道胆振東部地震
忘れもしない2018年9月6日 午前3時7分 グラグラ揺れて目が覚めました。
「地震だ!」
咄嗟に私は隣に寝てる当時3歳だった息子の上に覆いかぶさりました。
隣の部屋には当時15歳の娘。呼んでも声は届かず、息子がいるから娘のところに行くこともできず、
夫もよりによってその日は遅番で不在。
ただただ、祈りながら地震がおさまるのを待つしかありませんでした。
ようやくおさまり、娘の部屋へ。半べそはかいていたものの、怪我もなく無事でした。
安心したのもつかの間、今度は停電になっていることに気が付きました。
その時はすぐに電気がくるだろうと思っていましたが、これが大変な2日間の始まりだったのです。
北海道胆振東部震災 1日目 朝
朝になっても電気はまだ来ない。スマホの充電は60%くらい。
電気がこないと充電ができません。
すぐに電気がくるだろうと高をくくって、夫や自分の実家や兄弟、夫の実家に電話をかけて安否確認と、その他に「怖かったね、今日仕事どうするの?」などとそれぞれと話してしまった為、あっという間に充電は半分以下に。
コンビニにモバイルバッテリーを買いに行くも、既に長蛇の列でモバイルバッテリーはとっくに売れ切れてしまっていました。
これはまずい・・・。ようやく事の重大さがわかってくるももう遅し。
職場とも連絡をとらないといけない、学校や保育園はどうなるかの情報もスマホが使えないと知ることができません。
スマホの電池をこれ以上使わないようにするしかありませんでした。
北海道胆振東部震災 1日目 夜
恐れていた最初の夜がきました。
夫は無事に朝帰ってきたので、家族4人真っ暗な中、冷蔵庫の中の傷むのが早そうな物から、
2個の懐中電灯と災害用ロウソク1個の灯りの中で、カセットコンロで調理し食べました。(うちはIHクッキングヒーターなので電気がこないと使えない)
トイレにも電池式のライトを置きました。
わりと私は心配性なもので、災害用グッズは少し備えていたので灯りはこれで助かりました。
それでも、4つ使ってもやはり暗くて不便を感じました。
北海道胆振東部震災 2日目
朝、期待して電気のスイッチを入れるも、つかない。
職場に電話すると、仕事は今日も臨時休業とのこと。
いつ復興するかわからない真夏の停電、心配になるのは冷蔵庫の中の食料と水。
実は地震の爪痕は停電だけではなかったのです。断水です。
水は幸いなことに、キャンプに行った時の残りの2ℓペットボトルのが2本ありました。
しかし家族4人大事に飲んでも、30℃近い真夏です、昨日で1本飲んでしまって残りはあと1本。
生魚や生肉は昨日全部食べてしまったので、あと炭水化物以外の食料といったら、
卵、ウインナー、竹輪と野菜。これもいつダメになるかわからないので、今日中に食べてしまわないと。
明日からは、ご飯だけだな・・・。
たった1日目で、スマホの充電も、水も、食料もここまで無くなり、
扇風機もクーラーも使えない真っ暗な中で、子供たちの不安とストレスは静かにつのっていきました。
北海道胆振東部震災 3日目
朝、祈る気持ちで電気のスイッチを入れるも、やはりつかず・・・。
水道ひねるも水も出ない・・・。
残り少ない水でご飯を炊きます。
することがないので、子供たちとトランプをしたり、ゲームをしたり。
そうこうしてるうちに、水が出るようになりました。
心からほっとする私。
でも電気はまだ。
電気が使えないと、ほんっっっとうに1日が長いです。
子供たちを不安にさせないように、いつも通り笑顔で振る舞いますが
「今日電気がこなかったらどうしよう・・・」という不安で不安で、心が押しつぶされそうでした。
夜がきました。
ママ友からスマホにメッセージが届きました。
「うち、電気ついたよ、順番についてってるみたい」
もう、家族でバンザイしましたね。あの安心した気持ちは忘れません。
でも思うんです。
あの時もし、懐中電灯を常備してなかったらどうなってただろう。
カセットコンロがなかったらどうしてただろう。
水がなかったら、
もしもっとスマホの電池の残りが少なくて職場と連絡とれなかったら、
もしもっと停電が続いていたら、
もっともっと大きな地震で避難所生活になっていたら、、、。
今回はこれで済みましたが、いつまた、今度はこれ以上の震災がこないとも限らないのです。
直ぐにもっとちゃんと非常用グッズを揃えました。
今回の経験をもとに、
最低限無くてはならない物をリストアップしてみました。
- 懐中電灯(最低3個)
- 予備の電池
- モバイルバッテリー(常に充電されてる状態にしておく)10000mAh以上のがお勧めです
- カセットコンロ(震災時ガスが使えなくなることも)
- 予備のガス
そして「冬の震災」の場合、これがなかったら大変なことになります。
それは電池式ポータブルストーブ。
※これがないと、本当に凍えます
あとは
中身は
タオル
スリッパ
赤ちゃんがいる方はオムツ
おしりふき
クッション性のある敷物
ゴミ袋
水を入れられるウオーターパック
女性は生理用品
携帯用ラジオ
保存水(通常のミネラルウォーターは賞味期限が短いので、非常用専用のもの)
防災食(水でもどすだけで食べられるものや、缶切り不要の缶詰がお勧め)
防災食や保存水は、通常のレトルト食品と比べて結構お値段高いです。
が、安心の為にと思って、是非少しづつでも用意してください。
( 私は専門店で購入しましたが、後で調べるとネットショップのほうが
安かったです。参考までに・・)
お子さんがいる場合は折り紙、塗り絵、トランプなどの遊べるもの
消毒用アルコール
防寒対策で非常用アルミシート
あとはそのご家庭によって必要なもの
これらが入った非常袋を、直ぐに持ち出せるところに置いておく。
少しでも参考になりましたら嬉しいです!
大切なご家族を守ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
色々なサイトを検索して、一番お手頃価格でお得だったものを載せておきます。